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真実があばかれる いちご物語9

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いちご物語
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詐欺師にだまされない人は

人を信じようとする人。

なぜかというと、

信じようとしているから、

何か違和感があれば、すぐにわかる。

反対に

いつも疑っている人は、

詐欺師が一度

その人を

信用させてしまえば

簡単にだますことができる

テレサ弁護士

約束の朝、10時。

いちごちゃんは彼女の弁護士、

テレサ弁護士と向き合っていた。

テレサ弁護士は控えめで

静かな方である。

彼女は一通りのいちごちゃんの説明を聞いて、

夫と「証人」が出した書類を検討していた。

「多分、何も問題ないでしょうけど、

これが本当に

法的に力のあるものか

検証してください。」

これがいちごちゃんの質問である。

一通り読み終えて、

彼女はいう。

「法的には

全く

力はありません。」

「裁判所が発行したように見えるけど、

これは下書き(Draft)です。」

「あなたの夫ジョージが家のローンを最後まで払うという「誓約書」は」

「ただの紙切れです。」

「でも、Land Registryは本物です。」

いちごちゃんはブルブル震えた。

「それではこのままにしておくと、私はどうなりますか?」

テレサははっきり答えた。

「あなたはファミリーハウスを失い、

あなたが住む家は、

ジョージが家のローンを払っているので、

その家は実際、

彼がオーナーです。

もしジョージが家のローンを払わなくなったら、

あなたは

住む家を失うでしょう。

ジョージが支払わないのを

抗議もできません。」

いちごちゃんは

あまりの展開に

めまいがしてきた。

テレサ弁護士の知恵

青ざめたいちごちゃんを見つめていたテレサ弁護士が質問する。

「あの2日前の書類はもう投函しましたか?」

「ああ、あれは、

そのサインしたすぐ後に夫が投函してしまいました。」

「ああ、

それならもう手続きされてるかもしれません。」

夫が急いで郵便局に行ったのは

こういうことだったのか!

いちごちゃんは今更ながら理解する。

「でも」

テレサ弁護士は考えていた。

「不動産弁護士なら

もしかしたら

今日手続きするかもしれない。」

「まだ10:30。

もしかしたら間に合うかもしれません。」

「急いで手続きを停止するよう電話してみてください。」

いちごちゃんは顔が引き締まった。

「はい、わかりました。やってみます。」

別れ際に

いちごちゃんは振り向いてテレサ弁護士を見た。

そしていった。

「これは私の手に負えないと

十分わかりました。

テレサ弁護士、

私の正式な弁護士になっていただけますか?」

彼女はにっこり笑顔で微笑む。

「もちろんでございます。

どうぞよろしくお願いします。」

上品な物腰に心が和む。

いい人だと思った。

反撃の電話

家に帰ったいちごちゃんは

ぐったり疲れていた。

座って、

お茶でも

飲みたい気分。

でも

こんなことしてる間に

ことが始まってしまったら?

そう思うと

居ても立っても居られない。

すぐに不動産弁護士に電話した。

自らの身分確認を訊かれた後、

いちごちゃんは

家のオーナーの変更手続きの

中止を訴えた。

その書類は

まさに手続きを始めようとしていた時

間一髪で

職員が手を止めてくれた。

「オーナーの一人が電話してきて、

手続きを中止するよう言ってきているらしいよ。」

ささやきの声が漏れる。

電話に出た担当者が

「わかりました。

我々としても疑いのかかった書類をそのまま

通すわけにはいきません。この件は

「保留」といたします。

いちごちゃんは

空を仰いで

目を閉じた。

涙が自然とあふれてきた。

その時職員が付け加えた。

「このことは夫のジョージさんにもお知らせします。」

「えっ知らせるんですか?彼に?」といちごちゃん。

「当然ですよ。彼も知っておかなければいけませんので」

もちろん、そうですけど、

「それでは」

と職員は電話を切った。

恐ろしい一夜のはじまり

次の日の夜、

いちごちゃんの子供たちは

友達を呼んでゲームをして遊んでいた。

いちごちゃんはげばとスカイプで話し込んでいた。

みんなが平和で楽しい時間を過ごしている時、

鬼のような形相をした

ジョージがいきなり家に入ってきた。

「みんな、帰れ、出ていけ!」

子供たちは怒って

「何するの!いきなりきて、出ていけなんて!」

ジョージがいう。

「俺はこれから

この女と大事な話をするんだ。

わかったら、出ていけ!」

今にもいちごちゃんを殴りそうな剣幕である。

いちごちゃんは叫んだ。

「みんな!出ていかないで!

ここにいて、

今夜の証人になってちょうだい!」

そしてげばに向かって日本語でささやく。

「げば!」

「警察呼んで」

いちごちゃんが

………動き始めた。

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