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壁抜けの術を会得した猫!?

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メモリー日記
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猫がじぶんの取った獲物を

得意げに持って帰るのは

最高の戦利品を

最高に好きな人に

捧げるためである。

最高の愛情表現なのだ。

猫のしつけ

「猫のトイレの躾できてますよ!」

という謳い文句は

ブリーダーが

自分の猫を宣伝するときに

よく書かれている。

だが

「うちの猫、ネズミをとらないよう教育してますよ!」

という謳い文句は

未だ聞いたことがない。

それを躾けろというのは

猫の本能に逆らえということである。

でも

全人間を代表していう。

我々人間は

ネズミをむやみに家の中に入れる猫の行為

に大変不快感を感じている。

だいたい

自分が捕まえてきたネズミが

チョロチョロ夜中に出てきた時は

本人(猫)はいない。

そのネズミを退治するのは

人間なのだ。

げばは哺乳類を殺すなんて

できない。

生捕にするという

器用な真似もできない。

だから

本当に困るのだ。

そこで

げばは

「猫の本能」との戦いを決意した。

「猫の本能」との戦い

げばが実行した

「猫の本能」との戦いとは

シンプルに

獲物を家の中に入れない。

つまり

猫ドアを外から開けられないようにしたのだ。

猫ドアは4つの方法で開け閉めができる。

1ドアを内部からも外からも開けられないようにする。(ロックするのだ)

2ドアを内部からのみ開けられる。

3ドアを外からのみ開けられる。

4ドアを両方から開けられるようにする。(アンロックする)

今まで

ドアは両方から開けられるようにしておいたが、

今度は

2の内部からのみ開けられるようにしたのだ。

獲物を取っても取らなくても猫は外から中に入れない。

かわいそうだが、

生きたネズミが夜中に出てきて安眠妨害されるよりまし。

「私が疲れて仕事ができないと、あんたの餌が買えないのよ。」

と言い聞かし、眠りについた。

翌日、

アルフィーは猫ドアの前で

げばが起きるのを待っていた。

次の朝も、その次の朝も、猫ドアの前で、

げばがドアを開けてくれるのを待っていた。

しかし

ある朝、

アルフィーは

げばの頭に前足を置いて

彼女を起こしにきた。

「えっ!なぜ!」

げばは布団から飛び起きた。

外からは中に入れない猫が

なぜ?ここにいる?

猫ドアを確認したら、

やっぱり

外からは入れないようになっている。

この猫は

とうとう

壁抜けの術を会得したのか!

とアホな考察を巡らすげばだった。

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