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離婚調停協議会(Mediation) いちご物語5

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いちご物語
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目に見えない不思議な力をあなたは信じるだろうか?

雪山で遭難した時、

海で泳いでいて、突然足がつって死にそうになった時、

目に見えない不思議な力は

厳然と姿を現し、

あなたを助けてくれる。

離婚協議にいざ出発

明日は離婚協議をするためのミーティングがある。

いちごちゃんは、もう一度書類を確かめた。

そして鏡に自分をうつして思った。

「ひどい顔だあ」

緊張と疲労が溜まっていたのである。

明日は久しぶりに夫のジョージと対面するのに。

今まで自分を守ってくれていた夫。

いつも自分の横で支えてくれていた夫。

その夫は明日、

自分と対局に座ることになる。

出席はしなくても

夫サイドには

愛人がいる。

一方、いちごちゃんサイドは

いちごちゃん一人である。

2対1。

「怖いなあ」

とつぶやく。

「怖いよなあ」

もう一度つぶやいた。

それでは

私が

お供しましょうかの

「えっ!」

どこからか

そんな声を感じた。

聞こえたのではなく

感じたのだ。

その声は

暖かく

優しく

そして力強かった。

いちごちゃんは思った。

私は一人じゃない。

その晩、

彼女は

久しぶりにぐっすり眠ることができた。

目に見えない護衛

いちごちゃんは離婚協議の部屋に入った。

昨日とは打って変わった

落ち着いた、生き生きとした彼女の姿。

彼女の右側には

目に見えない護衛が控えていた。

彼女はチラッと右側を見る。

護衛は暖かく微笑んでいた。

夫ジョージは、

Mediatorからコピーしてもらった

いちごちゃんの「白書」を見て

自分は離婚を確定した。といった。

いちごちゃんの要求は

彼女と二人の子供がともに住める住居。

それだけである。

ここでMediatorが用意した、二人の財産分与のメモを公開し、

3人は話し合うことになる。

夫ジョージは

財産を公平に半分に分けるのなら

自分名義のクレジットカードの借金を妻も肩代わりするべきだと主張。

妻、いちごちゃんは、そのクレジットカードの借金は、

夫個人の名前であり、

夫から何も知らされていなかったので

自分が肩代わりする必要はないと主張。

間に入ったMediatorは

負の財産は半分に分ける財産とみなされない。

借金は夫個人が背負うものだと解釈される。と夫に進言する。

夫はそれを不公平だと主張。

こんなふうに離婚協議は

すんなりと

スムーズにはいかなかった。

2回目の離婚協議 

それから数ヶ月

メールで何回もやりとりが行われた。

Mediatorは双方に平等であるが、

時にどちらかの言い分が

法に違反する場合は

やんわりと注意しながら行われた。

いちごちゃんは何回も

このMediatorの言葉に救われることになる。

例えば

ジョージが

「自分は家に住んでいないし、妻は働いている。

自分は彼女たちに生活費を払う必要はない。」

という発言に対し、

Mediatorは

「彼女は働いているが二人の子供を養っている。

夫はともに暮らしてなくても、

生活費を妻に払う義務がある。」

そして

2回目の協議会で

双方が離婚に同意し、

法的に認められることになった。

その条件とは

夫は妻に子供と住める家を買えるだけのお金を支払う。

妻はそれ以上のお金を夫に要求しない。

妻は夫との家の所有権を手放す。

Mediatorは笑顔で言い渡す。

「このようにあなた方の離婚が

双方納得の上で遂行できたことを

大変喜ばしく思います。」

そして二人に誓約書を渡した。

その誓約書には次のような文字が最後に印刷されていた。

「もし何か不都合なことが起こった場合、弁護士に相談すること」

この文章が

のちに大きな意味を持つことを

いちごちゃんは知らなかった。

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