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弁護士のトリック いちご物語20

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いちご物語
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離婚の正式文書は

外国人にはわかりにくい

いかめしい英語で書かれている。

イギリス人にも

意味がわからないのではなかろうか?

でも

ちゃんと読まないと

あとで大変なことになる。

最終書類の作成

夫の弁護士が

離婚裁判所に提出する書類を

作成することになった。

これは

前弁護士テレサが

いちごちゃんにかかる費用を抑えるため

事前に

取り決めてくれたのである。

しかし

彼の作る文書が

紛らわしい言葉の繰り返しや

余計なことを書いているため

彼女たちを苛立たせた。

何回目かのやり取りの後、

タマラ弁護士が

最終決定の書類を

いちごちゃんに送ってきた。

鉛筆で印がしてあり、

そこに彼女がサインして

送り返せば

離婚裁判所に送付され

離婚が完了するのだ。

文書の疑問

いちごちゃんはそれを一読して、

「あれ?」

と思った。

タマラ弁護士がサインしろといってきてるのだから

間違いはないはず。

でも

なんかおかしい。

彼女はそれが

自分の読解力の無さなのかと思った。

タマラ弁護士が連絡してきた。

早くサインして郵送してくれといってきてるのだ。

でも

いちごちゃんの中でふに落ちない箇所があった。

彼女はタマラに電話して、

「この書類は納得いかない。

自分の英語力のせいかもしれないが、

電話では説明できないので、

直に会って話したい。」

と伝えた。

弁護士との最終打ち合わせ

数日後、いちごちゃんはタマラ弁護士に会って、

自分の考えを図に書きながら、説明した。

「私たちの取り決めでは、

家を売ったお金はまずジョージの会社の借金、

そしてジョージのクレジットカードの返済に使われます。

残ったお金をジョージと私が分けて、

そして

ジョージの取り分から年金分として£65,000

が私に支払われる。

そういう取り決めでした。

しかしこの文書では

家を売ったお金はジョージの会社の借金、クレジットカード、

そして£65,000を引いて2人に分割するとあります。

この文はそういう意味ですよね?」

いちごちゃんはかんで含めるように

一つ一つ確認しながら話した。

「本当だ!あなたのいう通りです。

なんて人たちなんでしょう!」

「サインする前に気づいてよかった!

サインした後なら、

訂正するのは大変困難になってました。

教えていただいて

どうもありがとうございます。

厳重に抗議します!」

弁護士のトリック

弁護士は

うっかりこんなことはしない。

これは計画されたものだ。

といちごちゃんは思った。

おそらく

あの弁護士は

この手口を何度も

行ってきたのだろう。

そして

成功したケースがあったから

今回もこれを使ってみたのだ。

ということは

こうやってだまされて

知らないところで

損をさせられている

女たちはいるのだ。

戦う弁護士と依頼人

「俺が稼いだ金を

働いてなかったお前が

半分もとりやがって!

そんなこと許されるかあ!」

という男たちの叫びが聞こえてくるようだ。

(すべての男がそうとは限らないが)

その男たちがお客さんなら

なんとか彼が損をしないよう

仕事するのが弁護士の役目である。

あの手この手でせめてくるだろう。

ましてや

いちごちゃんの弁護士は

新米弁護士に変わったのだ。

夫側としては

手玉に取るチャンスである。

いちごちゃんは

最後まで気を抜けなかった。

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