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シェークスピアの生誕の地にいこう パート3

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人生は

思いもよらない出来事が

しばしば訪れる。

そして

国外に出ると

それはもっと

刺激的に訪れる。

闇夜の中のヒーロー

雪にタイヤを取られ、

動けなくなっているバスの中から

1人のヒーローが現れた。

「何か

タイヤの後方に

滑り止めをおくんだ。

そうすると

タイヤのグリップ力が上がり、

脱出しやすくなるはずだ。」

彼は、バスの中にスノーヘルパーなどの

器具がないのを知ると

自らのジャケットを脱ぎ、

「これを使おう。」

と言ってきた。

この寒い中、

自分のジャケットを差し出したのだ。

乗客は

感動した。

誰もバスの中に残るものはなかった。

彼のリーダーシップのもと、

運転手はエンジンをふかし、

彼の合図で乗客は全員で

バスを押した。

すると

タイヤが前進し始めたではないか!

「イケるぞ!もう一度だ!」

全員で呼吸を合わせて

バスを押す。

バスが前進した。

男たちは

バスがバックしないように

踏ん張った。

数分後、

バスは見事に

雪のぬかるみから脱出できた!

シェークスピアの名言にこんなのがある。

望みなしと思われる事も、

あえて行えば、

成る事しばしばあり。

Uターンでお戻りを

運転手が

乗客にアナウンスした。

「この雪の中

閉じ込められていたバスは

見事脱出に成功しました。

これも乗客の皆様の

ご協力のおかげであります。

ほんとうにありがとうございます。

このバスは

ストラトフォードに向かう予定でしたが、

悪天候のため

これ以上の運行は困難と思われます。

よってこのバスは

これから

ロンドンに引き返すことになります。

大変ご迷惑をおかけいたしますが、

ご了承のほど

よろしくお願いいたします。」

とまあ

こんな感じのアナウンスだったと思う。

バスはUターンして

ロンドンに引き返すことになった。

乗客たちはもう何も言わない。

私たちも目を閉じた。

そしていつの間にか眠ってしまった。

闇世のヒーローの正体

バスが止まり、乗客のざわめきで目が覚めた。

ロンドンに着いたのだ。

カンタベリーからロンドンへ、

そしてストラトフォードに向かい、

その手前で引き返してロンドンにまた舞い戻る。

結構なバスの旅だった。

12時間くらい乗っていただろうか?

腰が痛い。

あーあー

ストラトフォード行きは

未遂に終わってしまったのかあ

とか思っていたら、

あの闇夜のヒーローが

席を立とうとしているのが見えた。

私たちは彼に駆け寄った。

一言お礼を言いたかったのだ。

彼のリーダーシップ、行動力は見事だった。

まるでドラマ!

女の子ならみんな

胸キュンになるシチュエーションである。

「あの、昨日はほんとうにありがとうございました。

私たちあなたに、

とても感謝してます!」

彼は言った。

「That’s OK.」

そして荷物をとって

彼は顔を上げた。

初めて

明るいところで見る彼の顔は……

なんと!

彼は

女だった!!!!!!!

彼、もとい彼女は

人懐っこい笑顔を浮かべ

重そうな荷物をひょいと背負い

ロンドンの街に消えていった。

その何気ない姿も素敵。

これが韓流ドラマだったら

間違いなく

登場人物は男で

恋が芽生えそうな設定である。

だが

ここイギリスの

ドラマでない

現実は

こう言ったかっこいい場面は

イケてる女が主人役なのだ。

そういえば、

この国は同性愛の先進国でもある。

さすがイギリス!

とげばは思った。

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