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いちご白書 いちご物語4

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いちご物語
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専業主婦が別居を始めると

必ずおこるホラーがある。

スーパーでいつものように買い物をして

レジでお金を払うとき、

「すみません。

このカードは残高が不足しており、使えません。

別のカードでお支払い願いますか?」

と言われる。

夫が突然、生活費を入れなくなるのである。

これは恐怖である。

いちごちゃんの経済戦

いちごちゃんは幸いにも仕事していたので、

生活費は自分でなんとかなった。

でも家のローンは会社の借金が加わっていたため、

到底払えるものではなかった。

アルバイトをしても焼け石に水状態。

とうとう体を壊してしまう。

それまでいちごちゃんは自分達の別居を公にしなかった。

夫のメンツを守りたいと思ったから。

でも

もうそんなこと言ってはいられない。

家のローン会社に支払いを一時ストップさせる交渉をする。

だが、遅らせることはできてもストップはできないと言われる。

八方塞がりの状態で

ついに

夫の会社に連絡した。

直談判したのだ。

会社側としてはいちごちゃんのプライベートに口をはさみたくない。

しかし、彼女の離婚は家を売却する意味を持つ。

そうなったら、会社側も困るのである。

議論の末、

この別居が解決するまで

月々の支払いは会社が責任を持って行うことになった。

夫との話し合い

こういう「浮気」とかの事態が起こった時、

夫婦には二つの選択肢がある。

ひとつは「離婚すること」

もうひとつは「この事件をきっかけに夫婦の絆を深めること」

いちごちゃんは、自分を裏切った夫に怒る気持ちはあったけど、

ここまで追い詰められていた夫に同情もしていた。

だからなんとか離婚を食い止めようとした。

「いつか私たちの子供に赤ちゃんができて、

おばあさんになって、私が赤ちゃんを抱いた時、

あなたはおじいさんとして、

私の横にいて欲しい。」

いちごちゃんの夫は泣いた。

「僕もそうしたい。」

「でも、できない。」

夫には彼個人の

愛人との間に「家庭」ができていた。

いちごちゃんの知らない「家庭」である。

いちごちゃんは

それ以上何も言わなかった。

離婚調停(Mediation)のはじまり

二人が離婚に同意して、

正式に離婚するには弁護士を立てて

公的な手続きをしなければならない。

でも弁護士をたてたら

結構高くつくので

Mediationを通して離婚をすることになった。

いちごちゃんは具体的に何をしたらいいか

調停委員(Mediator)からアドバイスを受け、

必要書類を作り始めた。

嫌なことはサッサっと終わらせたいいちごちゃんは

あっという間にすべての書類を提出した。

離婚調停というのは

いうなれば、財産を公平に分配することである。

必要な書類は

銀行明細書

年金の積み立て明細書

家、車などの想定価格

その他、株、債券などの証明書

そして離婚理由の証明として

夫の浮気疑惑の全貌が書いてある日記を、

英文で作成して「白書」として添付した。

いちご白書

夫が浮気してるかもしれない。

いちごちゃんがげばに相談した時、

げばはこんなことを話した。

「もし彼の行動で、不審だと思うことはすべて記録しとくのよ。」

いちごちゃんはそれを忠実に守ったのだ。

夫のスーツのポケットからでてきた

身に覚えのないレシートはコピーした。

車からでてきた、身に覚えのない女物のキャップ、

誰かが夫のズボンのほころびを縫った跡、

プレゼントにもらった香水1個のレシートは「2個」とある。

などの目で見たものは、

日付はもちろん、時間まですべて記録した。

彼女はいう。

「身に覚えのないレストランのレシートを発見したの。」

「コピーを取ろうとしても、涙でうまくできないの。」

「バカみたいよね。コピー取るだけなのに」

「そして、その後、食事したら」

「全部吐いちゃった。」

「もったいないなあ。」

この白書には

いちごちゃんの感情は一切書かれていない。

事実だけが

淡々と書かれてある白書。

げばは

この白書を見て

泣いた。

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